5月
5月に入りいよいよ開花間近です。花菖蒲は最後の仕上げに入ります。
5月の花菖蒲 水遣り
今月から開花期間までは水やりしか有りません。
単純ですが毎朝しっかりと潅水をしましょう。
曇りとか昨夜雨が降ったから大丈夫と言う考えは
禁物です。
5月の晴天は初夏を思わせるような気温の上昇が
見られますから昼間留守になる場合は得に注意
しましょう。
受け皿
今月中旬には用意をしましょう。
注意することは株にもよりますが、朝溜めた水が
夕方にはなくなる位の大きさが理想です。
置肥が残っている場合は取り除いて下さい。
花菖蒲は梅雨時に咲くため、開花中に肥料が
効いていると花持ちが悪くなったり、雨の重みで
花首のところから曲がったりします。
薬剤
この時期に使用したことが無いので分かり
ませんが前回と同じオルトランを使用しても差し支えないと思います。
害虫
一番やっかいなのは、ヨトウ(夜盗)虫です。
昼間は株元に潜み、夜になると上ってきて、蕾に
穴をあけて中の花を食べてしまいます。
殺虫剤は、まず効果はないと思いますから、夜に
見回りをして見つけたら、割り箸などでつまんで
捕殺します。
上から2番目の写真は、これまで見てきた初紅です。
順調に育ち、肥料による差は見かけでは変わりま
せんでした。
3番目の写真は後ろからみた処です。よく見ると
真中の葉の中に蕾があるのが分かります。
(5月8日撮影)
苗の購入時期
園芸店などで苗を見かける時期になりました。
一般に市販されている苗は、病気などに強く育てやすい品種だと思われます。4号ポットなら蕾の有無を確認しましょう。3号ポットの場合は、一年管理をするつもりで、できれば大きい株を選びましょう。
できるだけ名前が付いている苗を購入しましょう。
花菖蒲は2,000以上の品種があると聞いており
後から花を見て名前を捜すのはかなり困難です。
私の経験では、何種類か育てていると、開花後に
株分けをする時に皆同じに見えて分からなくなります
名前が分かると、花の性質やルーツを調べるのも
楽しみのひとつです。
初紅
初紅
金鶏と児化粧
金鶏と児化粧