花菖蒲をポットで育ててみませんか
銀の琴 (6月3日撮影) |
今月は、各地の菖蒲園もさまざまな催し物を開催し来園者を楽しませてくれます。 ひと花の開花期間は3日で 環境にもよりますが2日目が一番見応えがあり一番花が終ると同じ蕾から二番花が咲いてきます。 一番花の花がらが残っていると 次に上がってくる二番花の妨げになりますから、花首の部分をつまんで横へ倒すと簡単に折れますので是非行ってください。 水遣り 開花中は水やり以外、別にこれと言った作業はありません。 梅雨時ですが、蕾に色が見られてから開花までの間は通常の 約2倍の水を必要としますので注意してください。 |
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害虫 ヨトウ虫(夜盗虫)が、今年も我が家に発生しました。 ← 茎に孔をあけ中に入って花を食べたあと 左の目盛は1mmです。右は2倍以上の4cmくらいです。 食害を受けた後に咲きました。 ヨトウ虫の他にナメクジも花を食べます。 |
株分け @ 株分けは花菖蒲の管理で一番重要で手間のかかる作業です。 花の終った株をポットから外したところ |
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株分け A 水洗いで根をほぐしながら土を落とします。 細い根が少しぐらい切れても気にしません。 |
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株分け B 花の咲いた茎を切り離します。 |
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株分け C 切り離した茎のところから鋏で株を分けます。 |
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株分け D 鋏を入れたところを手で分けます。 (左の写真の場合は3本の苗に分かれます) この時に中に黒くなった根は取り除いてください。細い根が まとまって取れる場合がよくありますがあまり気にしません。 |
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株分け E 花が咲いていた茎と、苗を並べました。 茎の両サイドの苗が一番大きく、これだけで2株になります。 数を増やしたい場合は脇の苗も使います。 苗の葉の数が4枚以上あれば、ほとんどが来年に花を見ることが出来ます。 |
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株分け F 左の写真は別の株を分けたもので根がほとんどちぎれて僅か しか残っていませんが私の経験では途中で枯れたことはあり ません。 * ただ性質が弱い品種は難しいです。 葉は半分くらいのところで切ります。 (切り方は、写真のような三角でも直線でも同じです) |
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株分け G 植え込み用土は、赤玉土とピートモスを適当に混ぜたものを 使っています。 田畑の土が手に入るのであればピートモスの代わりに50〜70%くらい混ぜると理想的な用土になります。 * 石灰など用土がアルカリ性になる素材は使用厳禁です。 |
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株分け H 私が受け皿に使っている材料は田植えに使う育苗箱で適当な 深さです。(一枚150円くらい) 水漏れ防止のビニールは、45型のゴミ袋を広げて3等分に すると丁度のサイズになります。 |
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株分け I 植付けはできるだけ浅植えにしてください。 育苗箱に3号ポットで24個が入ります。 できるだけ隙間がないようにいっぱいにします。 |
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株分け J 数が少ない場合は、鉢用の受け皿を使います。 |
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株分け K 株分け後は、日陰に1週間ほど置きますが梅雨時ですので私は あまり考えず適当に置いております。 ただ梅雨明け後(7月20日以降)に株分けを行う場合は暫く 日陰に置いた方が良いと思います。 |